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一年で寒くもなく暑くもないのは五月寄席だけです。
冷暖房付きの席ではその有り難さが遠くなったかも知れません。
以前の席なら季節を感じないわけにはいかなかった・・・と昔を懐かしむようでは駄目ですが、季節を感じなくなったらお酒も旨くない。せめて噺の中身で季節を想像しましょう。
夢朝さんは伸び盛り。ソバの食べ方はもう立派なものです。それにしても沢山食べたな。
平治さんを聞いたのは初めてでした。随分口跡のいい人だと思っていたら、講釈師の真似がでて、これは本物以上でした。こういう決め技があると、それを土台に使っていろんな枝葉を伸ばしていけるから聞いていて安心です。安心して笑えます。大いに笑いました。
そういう芸が出来るのだから、業界の先輩同僚をネタにして笑いを取らなくてもいいと私は思います。たとえお客に受けても、控え目にする方がいいですね。おまけにとんでもない遠方から遙々持ってきてすとんと落とす見事な枕を連発する構想力もあるのだから、尚更です。既に十分に真打ちの力を発揮しているけれど、もっと先が楽しみな噺家さんだと思いました。
みそなはせ 憂き世も 枇杷の 色かたち
夢朝さん、伸び盛り。
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