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おめでとうございます。
三十年前というと、鯉八さんも夢吉さんも未だ生まれていなかった。
山も谷もあったでしょう。それを乗り越えてきた中目黒落語会の記念公演。
我らの鯉昇・扇遊さんに異色の喜多八さんが加わって、なじみの噺を安心して楽しみました。
これまで続けられた要因を、席亭さんが数え上げました。
どれもなるほどと思いました。なかでも今は亡き目黒銀座会館が、老骨にむち打ってこの落語会を文字通り支えてくれたことが語られて、落語の世界そのままの背景だったなあと思い出しました。席亭さんの挨拶は、三十年という歳月がこもったいい話でした。
それにしても、全ての要素を引き出した古典落語の世界のすばらしさ。
子供も入っていける楽しさ。後期高齢者もしんみりする懐かしさ。
噺家さんの才能も人柄も修業の年期も、人間の全てが掛け値なしに出る稀な世界。
人生の限られた時間と空間の中に、そう言う世界を確保してくれた中目黒落語会に、お祝いとお礼を申します。そして次の三十年を楽しみにしています。
苦も楽も また繰り返せ 三十年
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