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あの暑さにめげず、行列まで作って中目黒寄席夏席に来たお客さん、ちょっと雰囲気が中目黒会館時代に似ていたような気がします。いい時代のいいお客さんでした。
こみちさんの「奴さん」はよく決まっていたなあ。
軽い踊りのまんま、節目節目の姿が絵になっていた。
噺も筋の運びが綺麗で、爽やかでした。
女性が落語を演じるのは、素人考えではさぞ難しいだろうと思って、始まるまで気になっていましたが、実に自然な話しぶりで、直ぐ安心して楽しみました。男でも女でも、良い落語を作ればいいんだと、当たり前のことを学びました。
燕路さんの「火焔太鼓」、細部に上手い工夫がちりばめてあって、盛大に笑い続けました。「癇癪」も、同じようにかみ合わない関係の夫婦物語。実家の親父さんの人柄をふくらませて、新派の人情話みたいな背景を描いてくれたお陰で、とても後味が良かった。
夏らしい輪郭鮮明な噺ばかりだったし、安易に楽屋落ちの話を並べることもなく、気持ちのいい夏席でした。
夏席を 出れば浮世の 人の波
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